楽しんで楽(ラク)してこそ人は本領発揮できるから【福話術14】
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今回で【福話術】も第14回を迎えます。
改めて、当サイトの趣旨・管理人のプロフィールなどをまとめたページを用意しましたので、よろしければぜひご覧くださいませ☆
今回取り上げるテーマは、
本領発揮できる事柄は、実は楽(ラク)
わしにとって、80年の坐禅は何ら苦行ではない。坐って足がしびれるのも心地いいし、心が落ち着き澄んでいくのを感じるのも幸福だ。
そうして、肩を打たれて意識を取り戻す……。
つまり寝てたんじゃん!
変化してきてはいますが、現在でも「頑張り」や「我慢」、苦労してでもどうにかして「突破」するなど、自分の力を振り絞って物事を達成することが讃えられることがあります。
しかし、実際に私たちが本当に力を発揮するとき、それは楽(ラク)なのだということを確認してみたいのです。
なぜ苦しい道を選ぶのか
坐禅にたどり着くまで、わしは苦行の道を歩んだ。
滝行では上から針千本も一緒に落としてくれるよう頼み、寝るときは木に登って縄で身体を巻き付けた。目覚めたら虎の爪に掻かれ足首から血が流れていることなど茶飯事だった。
この例は極端ですが、常にではないにしても、どうして私たちは難しい道を選択しようとすることがあるのでしょうか。
同じことをするにしても、多少困難があったり、やりにくい方法を選ぶ場合がなぜ発生するのでしょう?
- やりたいゲームがあるけれど、テストのために「我慢」して勉強する
- 次の試合で実力を出すために、身体の限界まで練習する
- 仕上げなければならない作業があるので、深夜まで取り組む
こうした例は、ある意味で当たり前のことと感じられるほどに私たちになじんできました。
最近では②などは、当日本当に力を発揮したい場合、直前は身体を休めたり、スケジュールを的確に組んで調整するという対応がなされるようになっていますね。
それでも「擦り切れるまで練習した」という感覚を求めてしまう場合があることも、実際に経験した方ならお分かりいただけるかもしれません。
これはどうしてなのでしょうか。
両極を動いている
たった一つの答えがあるわけではないと思いますけれど、このように私たちが苦しいこと、大変なことをときに選んでしまいがちなのは、両極を移動するのが好きだからかもしれません。
つまり、「苦しい・つらい⇔ラク・楽しい」という両方の極を、できる限り大きい振れ幅で体験したいというのが私たちの一つの性質なのでしょう。
ダイエットのために、わたしは毎日腕立て・腹筋100回と、YouTubeでエクササイズ動画を観て1時間、それからお買い物がてらウオーキングを2時間するのが日課なの。
終わった後、ホントに「自分頑張った!」って思える。今はもう、お腹バキバキに割れてるよ?
管理人もかな~り経験があるのですが、筋トレを行った後の爽快感は相当のものです。
科学的にみても、身体で生じる物質や脳内で分泌される物質などの作用で、運動した後は気分がよくなりやすいともいわれていますよね。
そして、いずれはそれが落ち着くので、また筋トレなどをやりたいと思ってしまうのです。その繰り返しです。
同じように、夏休みの間溜めに溜めた宿題を最後の日に終わらせると爽快だったりしますし、コーヒーなりエナジードリンクなりを飲みながら朝日が昇るころにタスクを仕上げれば、
俺ってすげぇじゃん!
と気持ちも高揚するのですね。
楽(ラク)でこそ本領発揮!
もちろん、そのような生活の仕方、自分の人生の進み方もかけがえのないもので、すばらしい価値があります。
他方で、そんなに苦しまなくても同じように楽しめるぞ、という道があることもここでご紹介してみようと思います。
夏休みの宿題
この例はすでによく取り上げられていて、ある意味で元も子もない指摘のように聞こえることもありますが、
毎日少しずつやっておけば、苦労せずに終わるもんだぞ。
これ以上言葉が必要ないほどに簡潔ながら、やはりそういうことなのです(笑)
毎日1ページをやるだけでも30ページ前後(地方によって休みの長さが違いますよね)進むのですし、一日の作業時間も短くて済みます。
作業時間が短いから、他のこともできますし、体力的にもラクです。
ドラえもんで有名なあの出木杉君は、すごく頭がよくて物事を効率的に進める秀才なのではなくて、ごく単純に・ラクに毎日宿題をやったというだけなのです。
スポーツにおける「楽しむ」というキーワード
やや古いですが、今年か昨年の箱根駅伝で、東洋大学(でしたっけ?)のチームが、根性論での練習ではなく「楽しむ」ことを重点に置いていたという話を覚えている方もいらっしゃるでしょうか。
直近では、日本と世界を沸かせたWBCで監督を務めた栗山さんもまた、チームの原動力として「楽しむ」ことを大切にしたというようなお話もあります(参考:侍ジャパンに新たな戦術と野球を楽しむ姿勢を持ち込んだ栗山英樹監督を引き継げる人物は存在するのか?Yahoo!ニュースより)。
(どこかの女子大学のバスケットボールチームでも同じく「楽しむ」こと、リラックスすることで見事なパフォーマンスができた、という例も聞いたことがあるのですけれど……。)
これらのことは、一昔前では考えられなかったことです。
疲れるから水は飲むな! 日陰にいたら肌が腐るぞ! 休んだら腕立て100回追加!(わたしは余裕っ☆)
また極端ですが、私たちの考え方の根っこにはこういうものが残っていた気がします。
あるいは、とにかく精密に、細かく、ミスなく、すなわち弱点なくという方向の考え方でこれまで生きてきた方もいらっしゃるでしょう。
でも、どうやらそうではなくもっと楽(ラク)でこそ私たちは自分の力を発揮できることが、上で見たように続々と明らかになってきています。
もっと楽に、ラクに! 本気でラクに!
もはや楽(ラク)であることを拒んでいるのは私たち自身です。
私たちが自分に楽(ラク)で楽しいことを許せば、自分の能力も発揮できるし、結果も出るし、何より心地よいでしょうから、これ以上のゴールはありません😉
なぜなら、苦しい道を選ぶ方が成果が出ないのですし、同時に私たちは苦しいのは本当は嫌なはずなのですから。
今日は少しだけ、楽(ラク)に過ごしてみませんか?
まとめ
ここまでお読みくださってありがとうございました!
話に聞いたり、一度自分で納得してみても、なかなか染みついた発想は抜けてくれないものです。
管理人も苦行に傾きがちな心をいなしつつ、できる限り楽しく当サイトを盛り上げていこうと思っておりますので、どうぞブックマークなどに登録して応援していただけると嬉しいです☆
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