【胃薬は太るのか】論理的に考えてみた結果・注意点
この記事では、巷でときどき噂になっている
胃薬を飲むと太るのか
ということについて記述しています。
当サイト管理人は専門家ではないので、医学的に、あるいは胃薬の成分的に、どれがどのように作用して太らせる可能性がある・ないといったお話はできません。
しかし、今回のテーマは病院にかかって処方された胃薬を服用するような段階では疑問としてあまり出てこず、日常生活の中で「食べすぎた……胃の調子が悪い……」という場面に遭遇した場合に浮かび上がってくるものでしょう。
胃腸薬を処方されるほどの場合は比較的重篤でしょうから、太るかどうかの悩みはひとまず横に置いてくださいね!
したがって、一般人だからこそ、一般人としてどのような方向で考えて胃薬を活用するのが適切か、ということを皆様と一緒に確認できるのではないかと考えています。
セルフメディケーションがうたわれて久しいですし、私たち自身が私たちなりに理解しながら胃薬とお付き合いするための一助となれば幸いです。
以下では、市販されている胃薬の基本的なタイプに照らして、
- どのような仕組みで太るかもしれないか
- どのように利用すればよいか
を見ていきますね。
胃薬のタイプ(症状による分類)
成分で区別するとかなり細かくなってしまいますし、私たちが胃薬を手に取るときには自分の胃腸の調子を感じて選ぶわけですから、ここでは対象とされる症状ごとの分類を採用しましょう。
胃痛・胸やけ
主として胃酸の出すぎで、胃壁の粘膜を荒らしてしまうことで起こる症状です。
この場合には、胃酸の分泌を抑える胃薬を服用することになるでしょう。
太る可能性は?
基本的に、
身体に入ったものを消化する
↓
エネルギーを取り出す・消費する
↓
余分なエネルギーを脂肪として蓄える
という形でいわゆる「太る」という現象が起きていると考えれば、胃痛や胸やけの際に用いる胃薬は食物を消化する胃酸の分泌を抑えるのですから、それ自体が太らせる原因となるとは考えにくそうです。
利用の仕方
それぞれに他の症状を抱えていたり、生活のあり方も異なると思いますので、一概に利用の仕方を提示することは難しいですが、太るかどうかという点に絞るならば、気にせずに服用してよいでしょう。
理屈としては、胃酸が出すぎている状態をそのままにしておけば、食物の消化もどんどんなされ、むしろ太るという可能性さえありますよね。(ここは本当に管理人の推論です。)
実際には、胃が痛いのであまり食べることができないという形になることが多いと思いますけれど。
痛みが軽い場合・慢性的な胸やけ
年齢や体調の影響などで、胃の粘膜が荒れていたり、胃の働きが低下している場合に現れる症状です。
この場合も、胃壁を荒らす胃酸の作用を抑える胃薬や、胃の粘膜を保護する胃薬を服用することになるでしょう。
太る可能性は?
先ほどと同様、胃酸を弱める方向で働く胃薬であれば、食物を消化する力も弱めることになるはずなので、それ自体が太らせる原因になるとは考えにくいです。
胃の粘膜を保護するタイプの胃薬についても、すでに分泌されている胃酸量に関与しないのですから、理屈的にはその胃酸が消化できる食物の量は変化せず、やはり太らせる原因とはいえないはずです。
利用の仕方
以上のように、太るかどうか、という観点に絞れば、やはり気にすることなく服用して大丈夫だと考えられます。
普段の胃腸の調子がよくなって、ちょっと食べすぎる! なんてことはあるかもしれませんね。
さしこむ痛み
胃や腸を動かしている内臓の筋肉がけいれんしたり、過剰に緊張したりすることで起こる症状です。
この内臓を動かす平滑筋の緊張を和らげるお薬を服用することになるでしょう。胃の内部への働きかけではないので、今回の記事ではやや特殊な位置づけです。
胃酸などに作用しない以上、このお薬自体が太らせる原因となることは考えにくいですね。
胃もたれ・消化不良
胃の消化能力が低下しているときや、消化能力を超えて食物を摂取してしまった際(いわゆる「食べすぎ」)に起こる症状です。
消化をうながす胃薬(消化酵素)や、弱った胃の調子を整えるお薬(健胃薬)が用いられます。
太る可能性は?
消化酵素を含んだ胃薬は、脂肪やたんぱく質、でんぷんを消化し、吸収する働きを促進する場合が多いです。
すなわち、本来であれば消化しきれなかったはずの食物も消化できるようにお薬でサポートしてあげるという形となるため、そうして吸収されたエネルギーが余れば脂肪として蓄えられる可能性は高まるでしょう。
健胃薬も、唾液や胃液の分泌を促進して胃の働きを回復させるものであるため、より以上の食物が消化吸収できるようになる方向へ傾きます。つまり、太らせる原因になり得るといえます。
利用の仕方
食物の消化吸収を高める作用を持つものですので、さまざまな原因で胃腸の弱った方などは、本来のその方の体調を取り戻していくうえで活用ができると思います。
純粋に食べすぎ・飲みすぎという場合には、その食べすぎ・飲みすぎた食物を消化吸収しやすくする働きをしてしまうのはやむを得ないというべきでしょうか。
しかし、一時的な食べすぎなどであれば、そのときに摂取した食物分のエネルギーなどはまた普段の生活へ戻ればリセットされていきますし、そこまで「太る」ことを気にせずに利用してよいと考えています。
(※以上の検討では、⇒こちらのページを参考にさせていただきました。)
まとめ
ここまでお読みくださってありがとうございました!
胃腸薬の種類はたくさんありますが、基本的な路線としてどの部分に働きかけ、何をうながしたり、抑制したりするのかを確認することで、太らせる原因となり得るかを判定することができるでしょう。
皆様がご自身なりに、上手に胃腸薬を活用しながら毎日の生活を健やかに過ごされることをお祈りしております。
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