【ななつぼし】再来!まずいお米かどうか、改めて味や特徴を検証します(21)
最近では白米、玄米、発芽米、胚芽米などいろいろな種類のお米が販売されています
当サイト管理人はこれまで20種類以上の銘柄米を食べ比べ、レビューしてきましたが、今回は一度ご紹介したことのあるお米を取り上げます。それは……、
北海道産『ななつぼし』
以前ななつぼしを味わってみたときには、胚芽米(金芽米)という形に加工されたものをいただきました。
今回はななつぼしの全貌を明らかにするべく、裸の状態でありのままに(……白米です笑)実食してみようと思い立った次第です。
- もっちりとしゃっきりが融合
- ぷりっとした噛み応えが癖になる
- お米が好きという方におすすめ
端的に言えば、控えめな甘さと噛み応えが心地よいお米でしたよ!
味わいや風味、見た目の特徴や傾向
炊きあがりのようす
今回入手したななつぼしは、やや小ぶりな粒が特徴的でした。
茶色みがかっていて、ぬかの香りが心地よく感じられます。研いでみると指先にごつごつとしっかりした米粒がヒットしてきますね。
炊きあげてみると、当初の茶色はどこへやら、むしろかなり白いお肌に生まれ変わっています。
かき混ぜてみても、もっちりしつつしゃきっとした手ごたえがありました。
甘さ控えめ
それではいただいてみましょう。
口に含んでみると、正面からガツンとくる甘さはありません。そこはかとない甘さが継続していく感じでしょうか。
ななつぼしは北海道のお米の中でも粘りが弱めで、さっぱりとした特徴を持っているといわれるだけあって、粒立ちは見事です。
もちもちとした食感はありつつも、つるりと粒の丸さを味わうことができて、噛み応えもちょうどよいですね~。
わしのように80年間坐禅や断食をおこなっていなくとも、このお米はご飯だけで箸が進むだろうな!
(※坐禅の下りは当サイトでのダルマ師匠の設定です)
炊き方・水加減による影響
お米粒がしっかりとしていてそれぞれに独立している方向のお米ですから、水加減はピッタリがおすすめです。
少なめにしてパリッと炊きあげるのもよさそうですが、パサつきとのバランスをどれだけ自分なりに工夫できるかがポイントでしょう。
反対に、個人的にはななつぼしの身上を活かしてあげるために、水をたっぷりにしてべちゃりとさせるのは避けたく思いました。
お茶碗の最後のほうでも水っぽくなりにくい
炊き立てのご飯を盛り付けると、最初のうちはお米の熱で表面から余計な水分が飛び、一口ごとにぷりっと美味しくいただけます。
それが食べ進めるうちにお茶碗の中に湿気がたまって、下の方のご飯がべっちゃりしてしまった……という経験はありませんか?
管理人はこの状態があまり好みでないのですけれど、今回取り上げたななつぼしは比較的最後までべちゃべちゃしにくい性質を持っているようです。
もちろん水はつきますが、お米自体のぷりっと感があるので気になりません。
五分つきでもぬかの風味が美味しい
分つき米を以前から取り入れてみようと考えていたので、一度レビューした品種をまた取り上げるこの機会に五分つきにしてチャレンジしてみました。
白米同様に食べられる七分つきなどにするよりも、ぬかのオイル感もあって美味しいと思います。
管理人はかなり好みですね。
「ななつぼし」のトピック
品種特性
(上記データベースより引用)
ななつぼしの品種系統をさかのぼってみると、片方は「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」など、当時から現在までをときめく大御所たちです。
もう一方は北海道の血脈を色濃く受け継いでいて、日本を代表するお米と北海道の風土が結合したお米なのだということが分かりますね。
ひとめぼれのぷりっと食感は以前も触れたとおりはっきりしていますし、ななつぼしもその特性をよく反映しています。
口コミや評判
なるほど、7月2日は「ななつぼしの日」なのですね!
ななつぼしが好きだという方がTwitter(「X」と呼ぶべきでしょうか)にもたくさんいるようです。
もちろん、味覚はどうしても好みですから、お気に召さない方もいらっしゃるようですけれど……。
10㎏で3,000円ほどとはだいぶお安いですね……!(こちらは札幌にあるスーパーマーケットですね)
こんな方におすすめ
ぷりっとした食感を噛みしめ味わいたい方向け
総じてお米がしっかりとしている品種ですので、お米そのものを味わいたい方に向いているでしょう。
お味噌汁と一緒に素朴な食卓としてもよいですし、チャーハンや丼ものなどお米を活かしたお料理もとっても合いますよ!
お弁当やおにぎりでもさらに噛み応えがアップして、けれどそれでいて重くなくて、実に美味でした。
(管理人が試みたメニュー例です)
どうぞ味わってみてくださいね☆
\ 今回取り上げた銘柄 /
まとめ
ここまでお読みくださってありがとうございました!
同じ品種でも二度と同じ味わいに出会うことはありません……が、食べてみるとやっぱり同じ品種であることが納得できるのもお米の不思議なところですね
その他お米レビュー
当サイトではお米の銘柄をひとつひとつ実食してレビューしています。
分かりやすく、楽しく、美味しそうに(ただしできるだけ客観的にも)評価したいと思っておりますので、お時間のあるときにぜひ遊びにいらしてくださいね!
\ きっと新しいお米に出会えるはず /