まずい?無洗米「つや姫」特徴や味わいを実食レビュー!(6)
お米は食べてみないと味が分からないものです。
「まずい」という噂のお米が炊き方によって全然違う印象になったり、少し付き合ううちに美味しさが分かってきたり、奥深さがあるのがお米の魅力のひとつですよね!
管理人は20種類以上のお米を実際に食べて、当サイトでレビューを公開しています。
本記事でも、
無洗米「つや姫」
の特徴を踏まえつつ、実際に食べてみて感じたことやおすすめの食べ方をレビューしています。
やや水加減が難しい感じがしますが、あっさりと甘みを味わえる品種でした!
他の銘柄米実食レビュー記事では実際の写真を使いながらレビューしていますが、今回はご用意できずに申し訳ございません。
\ 今回取り上げる銘柄 /
つや姫の特徴は?
つや姫については、
- 白さ
- 上品な甘み
- 旨み
が食味(食べる際に受ける官能的評価)において特徴的であるとされています。
白さ
おそらく公式サイトと呼んでよいであろうホームページでは、「つや姫」が見た目の白さと炊飯後の白さで同系統の品種のトップに立ったと記しています。
青色の光を反射する割合が高く、それが白さが際立つ一因とのことです。
上品な甘み
また「つや姫」は甘み、旨み、旨味コクの測定値が「コシヒカリ」を上回ったともされていますね。
旨み
さらに「つや姫」は「コシヒカリ」と比較してもアミノ酸(グルタミン酸やアスパラギン酸など)の含有量が上回ったということです。
実食レビュー
そこで、これまで同様に実際にいただいてみて、上記の特徴が本当なのかをレビューしたいと思います!
いろいろなお米が「コシヒカリを上回った」という評価を与えられますが、つや姫はいかに??
基本的な味わいの傾向・特徴
炊飯してみると、確かにつやがあります。
きらきら光ってふっくらした炊きあがりで、もちろん美しく白いですけれど「雪若丸」のマットな白色には及びませんね。
もちろん生産者さんや年度によっても変わってくると思いますが、お米らしい香りは控えめな印象です。
口に運んでみても、口中で香りが広がる感覚はさほどありませんでした。
そのせいで、上で言われているほどの甘みや旨みがあるかというと、総合的にみてわずかに首をかしげるところです。
また、管理人がいただいた「つや姫」は、弾力感は感じられず均一な歯ごたえでした。
歯に跳ね返ってくるモチモチした感じはなくて、けれど一粒全体がしっかりしたお米といえるでしょうか。
炊き方・水加減による影響
モチっとした歯ごたえは炊き立てのときが一番感じられました。
炊き立ては甘みもよく出ていて、箸が進みます。口の中で粒同士のほぐれもよく、比較的あっさりと食べられます。
炊飯してから時間が経ったり、夜のうちに浸水させておいて朝炊き上げる場合などは、かなり均一な食感になります。
水加減を多めにしてもべちゃべちゃにはなりづらく、少なめだと均一な歯ごたえが硬さに変っていく印象でしょうか。
(追記:2022年8月30日)
つや姫の特徴なのか、水加減を適切にしてあげるとかなり化けます。
上ではやや辛口に評価しましたけれど、いつものイメージよりももう少し多めで水分を加減してみると、ごく普通に美味しいお米でした。
無洗米を選択していることも理由だと思います。
もしかするとこれを読んでくださっている方も、知らないうちに無洗米を少なめの水で炊飯している可能性がありますので、一度しっかりと水を加えて試してみてください。
「つや姫」の系統的評価
つや姫の系統を確認してみると、1998年に育成が開始され、種苗法登録は2011年と比較的新しいお米なのですね。
ご先祖に「コシヒカリ」がいらっしゃるのは基本として、「ひとめぼれ」も入っています。味わいにあっさり感が含まれているのはひとめぼれの血を引いているからかもしれませんね。
こんな方におすすめ
あっさりしつつ甘みのあるお米を味わいたい方向け
甘みも出やすく、モチっとした歯ごたえも現れやすい炊き立てがベストかと思います。
お弁当などにして冷ご飯になった場合、冷たい分甘さは感じやすくなりますが、冷たいからこそ美味しくなるかというとそうではない気がします(⇒お味噌汁などと合わせるのがよいかも)。
上記の公式サイトでは甘みや旨みが特徴とされていますが、個人的にはあっさりした方向のお米だと感じます。
チャーハンや炊き込みご飯、カレーライスなど、ご飯に味が付く食べ方にも適しているでしょう。
ぜひ、あっさりしたお米をお探しの方は「つや姫」を試してみてくださいね☆
\ 今回取り上げた銘柄はこちら /
まとめ
最後にもう一度、水加減には注意してください。
あまり難しく考える必要はありませんが、日によってまちまちな仕上がりになりやすい感じがします。
なんとも、ご機嫌を取るのが大変な「姫」ですこと……。
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分かりやすく、楽しく、美味しそうに(ただしできるだけ客観的にも)評価したいと思っておりますので、お時間のあるときにぜひ遊びにいらしてくださいね!