栃木県産【とちぎの星】はまずいお米?特徴やランクを実食レビューで味わう!(16)
ようこそいらっしゃいました
前回レビューした千葉県産「ふさこがね」に引き続き、今回もお米の銘柄米実食レビューをお送りいたします。
毎日いただくお米ですが、どの銘柄がどんな味や食感なのかは見た目ではなかなか分かりません。一袋が5㎏など、ご家庭の人数によっては多すぎると感じることもあります。
管理人は20種類以上の銘柄米を食べ比べて、当サイトでレビューしてまいりました。ぜひ今回実食したお米についても、皆様のお米選びの参考になさってください。
取り上げるお米は……、
栃木県産「とちぎの星」無洗米
最近管理人も注目している関東地方のお米ですね。特徴を簡単にまとめると、
- クセがなく、甘みもナチュラル
- 「ピッタリ~やや多め」の水加減推奨
- 「素朴な」お米をたっぷり召し上がりたい方におすすめ
後ほど詳しく書きますが、前回のお米と同じく比較的さっぱりした風味が食べやすかったです。
本品種は食味ランキングで「特A」ランクにも選ばれたことがあるそうです。だからこそ反対に、まずいかどうかが気になるという方もいらっしゃるかと思います。
早速みていきましょう☆
\ 今回取り上げる銘柄 /
味わいや風味、見た目の特徴や傾向
炊きあがりのようす
炊飯器に入れてみると、真っ白というわけではありませんが素直な白さがあります。乳白色という表現が適切でしょうか。
お米粒そのものもどっしりした様子というよりは、見た目通り軽めな雰囲気を感じますね。
かと思いきや、炊飯後はむしろ真っ白に近いきれいな炊きあがりです。一粒一粒がぷっくりとしたふくらみがありますし、かき混ぜると手に重さを感じるもちっと感があります。
総じてお米の香りはさほど強くない方でしょう。
クセのない味わい
実際に味わってみましょう。
ふむふむ、お口の中での粒のほぐれ具合は良好です。
甘みもナチュラルで、これは「ふさこがね」や「こしいぶき」、「あきたこまち」などが似ている系統の気がします。
粒のほぐれが良好と書きましたが、それぞれのお米粒が強く主張する感触でもありません。
その分、お口の中で粒が歯をすり抜けず、よく噛みやすいお米だと思います。
「とちぎの星」の品種系統
「とちぎの星」は2002年に育成が開始され、2015年に種苗法登録がされた大変新しいお米なのですね。
「あきたこまち」さんがご先祖にいらっしゃるかと思いましたが……いません(笑)
むしろ「コシヒカリ」の血もしっかりと引いているのですね。軽めの味わいや食感からしてこれも驚きでした。
栃木県のお米が三つ系統に含まれていますので、土地のテイストが入ってこのようなお米に仕上がっているのでしょうか。
炊き方・水加減による影響
水加減については、やはり定番ですけれどピッタリが一番かなと思います。
ただ上でみたように粒立ちが強いタイプではありませんので、やや多めにしてふかふかな食感を狙ってみるのも一興でしょう。
(ちなみに写真の付け合わせは山芋の「ネバリスター」です(参考記事:ネバリスターの【究極レシピ】生食とろろなら味噌汁がベスト!)。
電子レンジで解凍しても硬くなりにくい
炊いたご飯を保存する際、冷凍しておく方も多いと思います。
その場合、電子レンジで温め直したときに味わいが変化するかしないかは大きなポイントですね。
「とちぎの星」は比較的その変化が小さいお米だと感じました。レンジアップしてもほぐれたテクスチャが維持されやすいようです。
ランチジャーでいただいても変わらない味
管理人は朝にお米を炊いて、お昼はそれをランチジャーに詰めたものをいただくことが多いのです。
お米の種類によってはつぶれてしまったり、べとべとになったり硬くなったりすのですけど、このお米は変化が小さいので驚いています。
多少ねちっとしてくる面がある他には、甘みが強くなったり減ったりすることもなく、安定していますね。
個人的に、ここまで変質しないお米は珍しいのではないかと思います。
こんな方におすすめ
素朴でクセのないご飯を食べたい方向け
とても素朴でさっぱりといただけるお米ですので、ガシガシとたくさん召し上がりたい方にもちょうどよいと思います。
時間が経っても変化しにくい特徴から、おにぎりやお弁当にも向いてるはずです。
粒感が強すぎない点も、汁気を吸わせて食べるメニュー(丼ものや雑炊など)に合いそうです。
カレーで試してみたところ、お米とルーがなじみやすい感触でした。
もちろん、お味噌汁にも好相性です☆(⇒簡単組み合わせ♪【毎日お味噌汁レシピ大全】)。
「まずい」かも、と敬遠なさっていた方は、ぜひこの機会にクセのない「とちぎの星」を召し上がってみてくださいね!
\ 今回取り上げた銘柄はこちら /
まとめ
ここまでお読みくださってありがとうございました。
品種はもちろんのこと、産地によって味わいが全然違ったりするので、いろんなお米を食べてみるのはやめられません
特徴が似ていると感じる場合も多いのですけれど、よく感じ取ってみると少しずつ個性があって楽しいですよ~!
その他お米レビュー
当サイトではお米の銘柄をひとつひとつ実食してレビューしています。
分かりやすく、楽しく、美味しそうに(ただしできるだけ客観的にも)評価したいと思っておりますので、お時間のあるときにぜひ遊びにいらしてくださいね!