【再入門】TUBEって知ってる?季節を超えて届く歌唱力とサウンドに耳が持っていかれました
ようこそいらっしゃいました!
やや久しぶりですけれど、当サイトでしばしば現れるアーティスト(ミュージシャン)入門記事です☆
今回ご紹介するアーティストさんは、管理人にとって正確には入門ではありません。小さい頃によく車の中で流れておりました……、
TUBE🌊
さんでございます!!!
皆さんはTUBE(チューブ・敬称略)をご存知ですか??
当記事の最初の執筆現在(2023年2月8日)は真冬ど真ん中といってもよい時期なのですが、ふとTUBEの暑さ……いえ、熱さに思いが至りましたので、ここに取り上げさせていただきます。
あまり触れたことのない方にとっても、彼らの特徴やおすすめ曲などを記述していますので、入門記事の一つとしてお読みいただけます。
それでは、早速まいりましょう!
TUBEって何者??
TUBEは、前田亘輝さん(Vocal)、春畑道哉さん(Guitar・Keyboard・Chorus)、角野秀行さん(Bass・Chorus)、松本玲二さん(Drums・Chorus)で構成されるバンドです。
メンバー4人全員が1965年生まれという、完全同世代の男性グループですね。
上記YouTube動画は、2022年6月22日に発表されたシングルですが、前田さんの特徴あるボーカルがはっきりと分かります。
TUBEって、今も活動してたんだな~。
昔よく耳にしていて、それから長らく追いかけていなかったので、TUBEが現在も活動しているのか、ほんの二年ほど前まで知りませんでした。
かつて前田亘輝さんがソロ活動をし始めた頃までは目にしていた気がするのですが、それから管理人は村下孝蔵さんなどの世界へと歩を進めましたので、ご無沙汰になっていたのでした。
歌唱力のみごとさ
けれど、やっぱりTUBEイイですね!
まずは前田さんの歌唱に触れたくなります。おそらく呼吸の深さや広さからくる高音の伸び具合や、こちらが覆われるような歌声の大らかさは、いつ聴いてもほれぼれです。
管理人もまねっこしてカラオケでよく歌っていました。
しかし、ファン歴の長い方はご存知かと思いますけど、前田さんのあの歌唱力もはじめからここまで磨かれていたわけではありません。
デビュー当初のアルバムの、シングルカットではない曲などを聴いてみると、かなり「高校の文化祭」感がします(笑)
(参考:「セイリング・ラブ」1stアルバム『HERAT OF SUMMER』)
以前は触れていなかった初期のアルバムを聴いてみて、前田さんをはじめTUBEの皆さんはものすごく努力家で真剣な方たちなんだなぁ、と強く感じたのです。
「夏しばり」の徹底ぶり
TUBEといえば夏、夏の到来はTUBEの足音(波音)と呼んでよいほど、夏をターゲットに絞ったバンドであることは有名ですね。
発表している楽曲でも、ほとんどが夏に関係するワードを使っていたり場面を使っていたり、かろうじて季節が移っているタイプのものでも夏にあった出来事を振り返っていたりします。
しかしながら、管理人はそういった季節のノリに疎いので、いつでもTUBEを聴いてしまいます(笑)
やっぱりTUBEといえばコレ↑じゃありませんか??
YouTubeのTUBEオフィシャルチャンネルでも正面に貼ってある動画ですので、ご本人たち自身も売りにしている一曲なのでしょうか。
それにしても、いったい何度聴いたことか……。サビの部分が高音すぎるので、喉がやられそうになりながら歌ったものです。
エロスへの玄関ドア
もっぱら個人的な感想に近づくと思うのですけど、TUBEはシングルやアルバムのジャケットなどに水着の女性の写真を使うことも多く……というほどでもないのですね(オドロキ!)
一覧で調べてみると、そこまで多くはありませんでした(笑)
しかし、管理人が一番聴き込んだアルバム『Only Good Summer』(1996)、『Bravo』(1997)、『HEAT WAVER』(1998)などは3つのうち2つも水着の女性が出てくるということで、TUBEはエロスへの玄関となりました。
まったく……、男の子ってそればっかり!
そればっかりのようでありながら、まだ自分の知らない男女の世界があるのだろうか……? などの気持ちも引き起こされ、ちょっと大人の階段を上ったような気持ちにもなりましたね。
(ここは本当に管理人の個人的な感じ方ですので、お気に召さない方がいらっしゃいましたら申し訳ありません!)
バラードのハイレベルさ
世の中的には「ロック」バンドとして知られているらしいTUBEですが、バラードや比較的穏やかな楽曲のうまさも目立つと感じています。
上でご紹介した文化祭の時代は、ロックバンドを目指そうとしている気配が濃厚に漂っています。
しかし、それから前田さんの歌唱力が仕上がっていくことにも並行して、音楽性もTUBE独自の香りを持つものへと変化していきました。
適切な表現が思い浮かびませんが、夏ではっちゃけているように見えて内省がよく利いていて、勢いに任せるようでいてすごく相手を思いやっているというような雰囲気の楽曲が多いのですよね~。
そんな中で、管理人がお気に入りのバラードが、
前田さんほどに張った声でバラードを歌い上げることのできる方も他にいないのではないでしょうか。
メロディの作りなども大変感情的というか叙情的なものになっていて、こちらの胸に刺さりながらどこか心地いいのが特徴だと思います。
ところでドラムの松本さんはレーシングドライバーとしても活躍なさっています。
「ドラム」と「レース」と言えば、当サイトでも複数回取り上げている稲垣潤一さんですよね! ドラマーさんはとにかく両目両手両足をフルに使いたがる性質をお持ちなのでしょうか(笑)
管理人のおすすめ(聴き込んだ)楽曲たち
それでは、管理人がよく聴いていたおすすめ楽曲をいくつかご紹介します。
2000年代以降はあまり詳しくなく、新鮮な気持ちで現在聴き進めているところなので、いずれ追加するかもしれません。
夏の終わりに…
なんといっても、まずはこの曲!
帰宅するとCDをプレイヤーにかけ、何度も歌う練習をしていました。
前田さんの歌唱が完全に花開いた後の作品で、声張り張りなのに情緒的という特徴がよく現れた名曲だと思います。
夏を待ちきれなくて
「夏を抱きしめて」と同様、TUBE基本の一曲ということになるでしょうか。
メロディの感じもTUBEらしいなぁと思う今日この頃です。
抱きしめて Again
やや変わり種かもしれない一曲。
初期の頃の歌詞に比べて、人生訓とまでは言わずとも、奥行きのある表現が歌われるようになってきた時期ですね。
「並んで歩くこと忘れてた」などは、いろいろと考えさせられるところがある方もいるのではないでしょうか。
壊れかけのMy soul
この辺りのアルバムを聴き込んでいたせいで、変わり種度合いが増しているかもしれませんけれど、こちらもパワフルにかっこよく、主張のある一曲。
カラオケで入力すると「radio」の方と間違えられたのはよい思い出です(笑)
TUBEの皆さんも30歳前後で、音楽的にもご自身たちの人生的にも次のステップへと進む段階での楽曲なのかもしれませんね。
虹の出ない雨上がり
↑こちらの動画はYouTubeプレミアムのCD音源で、会員の人しか観られないようです(動画を貼っているのに観られない方、申し訳ございません)。
昔から本楽曲の動画を探しているのですが、インターネット上で出会ったことがありません。
かなり素敵な曲だと思うのですけど、あまり注目されていないのでしょうか。
自分がこれまで何をしてきたのか、どういう道を進んできたのか、じっくりと向き合わせてくれる名曲です。
Once in a blue moon
こちらもTUBEバラードの色合いが濃厚に出た一曲です。
前田さんのほんの少しかすれつつ広々とした歌唱が耳に心地よいですね。
……とりあえず三つくらいと思っていたのですが、当時かなり聴き込んだので、どれも懐かしくてたくさん挙げてしまいました。
実はかつての曲も知っています
……と、90年代以降の曲ばかり(というか自分がよく耳にしていた曲ばかり)ご紹介しましたが、それより前の曲ももちろん存じていますよ!
TUBEさんと同時代の方には、むしろこちらの方がなじみ深いかもしれませんね。
シーズン・イン・ザ・サン
実に濃いですね~。初期のTUBEさんの押せ押せの雰囲気がよく出ています。
ただ、どうにも少し頑張っている感じがするのも個人的な印象です。
学園祭というと行き過ぎかもしれませんけど、上で述べた「セイリング・ラブ」の香りを感じてしまうのですよね。
あー夏休み
この頃になるともはやご自身の道を定められたような、吹っ切れたような気配を感じさせてくれますよね(笑)
あえて学園祭ネタに絡めるなら、すでにスターとなっている卒業生が母校を訪れたような。
管理人はこの曲大好きです。
ダンス・ウィズ・ユー
↑こちらのYouTubeでは後ろ髪が目立つ前田さん。
時代色も反映しながら、なんともいえない欲求(?)を引き出してくれる曲ですよね。
まとめ:冬にもTUBEを聴こう
管理人個人の思い入ればかりが載った文章になってしまったかもしれませんが、中には懐かしく感じて下さった方もいらっしゃるでしょうか😉
季節を問わず夏の雰囲気を楽しむことができるTUBEさんは、何かと思い立って聴きたくなりますね。
当記事で取り上げた楽曲たちはいかにもTUBEというよりは、もう一歩だけ踏み込んだ(しかも時期が限定的な)ものになっている気がします。
ぜひ別途シングル曲などをチェックしてみてくださいね!
TUBEはオフィシャルサイト(「TUBE|ソニーミュージックオフィシャルサイト」)も充実しています。
ライブの情報、シングル・アルバム・配信動画などの情報も一元的にまとまっている様子ですので、関心のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。
春畑道哉さんのソロ活動も注目
また、ギターの春畑道哉さんはソロ活動も精力的におこなっています。
以前から「春畑さんってなんかカッコイイな」くらいの気持ちはあったのですけど、2022年に活動35周年の記念アルバムなども発表されているのですね!
それほど長く頑張っていらっしゃるとは知りませんでした。
Twitterなどもやっていらっしゃいますが、こちらもソニーの公式サイトを掲げておきますね!(「春畑道哉|ソニーミュージックオフィシャルサイト」)
関連記事ーその他楽曲解説・シティポップ等
ここまでお読みくださってありがとうございました。
当サイトでは村下孝蔵さん、稲垣潤一さん、杉山清貴さん、山本達彦さんなど、管理人がこれまで触れてきたアーティストさんについてまとめた記事をご用意しています。
以下に村下孝蔵さんをはじめ、取り上げた記事を掲げておきますので、お時間のあるときにぜひ遊びにいらしてくださいね
- 「隠れた名曲」ランキング
代表曲ほどには知られていませんが傑作と呼ぶにふさわしい「だめですか」、「ロマンスカー」、「珊瑚礁」、「りんごでもいっしょに」など、村下さんと出会った方なら必聴の名曲を多数解説しています! - 自分の心をどこまでも見つめる美しさと切なさと尊さ「初恋」
- 純粋だからこそ難解!「踊り子」を完全解説
- 「めぞん一刻」主題歌「陽だまり」に見るかけがえのない愛
- 真実の愛に無垢な「少女」の世界観に酔う
稲垣潤一さんや杉山清貴さん、山本達彦さんもとっても素敵なアーティストです!
ほんの少しでも皆様に福が訪れることを願いつつ、さまざまなトピックについて深く目を向けて語っています。