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お米あれこれ🍙

青森県産米【青天の霹靂】特徴を実食レビュー!まずいという噂を検証します(14)

青森県産「青天の霹靂」袋表面
wowja
(記事内にプロモーションを含む場合があります)



ようこそいらっしゃいました

前回の島根県産「きぬむすめ」レビューに引き続き、今回もお米の銘柄米実食レビューをお送りいたします。

お米選びは実際に食べ味わってみるのが一番ですけれど、身近で手に入らなかったり、新しい銘柄を試すときも通販で手が出しにくいということがありますね。

管理人はこれまで数多く銘柄米を食べてみて、このサイト上でレビューを公開してきました。ぜひ、今回のレビューも皆様がお米選びをする参考になればと思います。

Q
🌾著者について

この記事を書いた人

新おうじゃ

名前 / Name  
おうじゃ 

職業 / Occupation
お米賞味マイスター、歌詞解説・鑑賞家、福話術者(家庭教師も兼業)

実績 / Achievements
1年に満たないうちに20種類以上の銘柄米を賞味+レビュー(全て5㎏袋を1人で)。同時に各種音楽の歌詞解説を50曲以上行い、村下孝蔵さんについては全楽曲の世界観を解説中。【福話術】と題したあらゆる人の心に寄り添う記事を執筆、分野を開拓している。

この記事で取り上げるお米は……、

青森県産「青天の霹靂」無洗米

実際にいただいてみて感じた基本的な特徴は次のようなものです。

「青天の霹靂」特徴まとめ
  1. かなりの大粒だが、優しくさっぱりした甘み
  2. 「少なめ」の水加減を推奨
  3. 「お口の中をご飯の甘みで満杯」にしたい方におすすめ

2017年に種苗法に登録されたばかりの新しい品種ですが、特徴があって美味しいお米ですね。

「まずい」という口コミも見られますけど、管理人個人としては好みの問題に帰着できるかなという感じです。

それでは、レビューをみてまいりましょう! 実際に家庭で炊きあげた写真もご用意しています。

他のお米レビューをご覧になりたい方はこちら(⇒【お米あれこれ】総合カテゴリー

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味わいや風味、見た目の特徴や傾向

炊きあがりのようす

「青天の霹靂」という名前の通りなのか、炊飯前は水田に降りかかる稲光のような黄色味をもっています。

『青天の霹靂』……よく晴れた日に突如鳴り渡る雷のこと。

くすんだ黄色味ではなく、内側にマット系の白さも含んでいますから、見た目上は「雪若丸」の仲間のようにも見えますね。(雪若丸はかなりマットに真っ白です⇒レビュー記事へ

乾いた状態でのお米粒がころころした感触で、テクスチャーが美しいです。


炊飯後は、ぷりっとパリッと仕上がってきます。

写真の外見でもお分かりかもしれませんが、炊飯前のころころした粒のイメージとは大きく変化して、実に大きく長いご飯粒に出来上がっています。

粒の大きさは「雪若丸」も相当なものですけど、さらに一歩上を行く大きさです。これまで管理人がレビューしたお米の中で、ご飯になったときの粒の大きさは最大だと思います。

大味ではなく案外軽い

青天の霹靂・一膳

最大級ともいえそうなお米粒(1㎝に届くものもあります)ですが、そのお味はさっぱりと優しい甘みが基本でした。

粒立ちもよく、噛んでいてほぐれていく感じも心地よいです。

お箸で持ち上げたときは見た目通りしっかりした重量がありますけど、もちもちした食感と口の中での溶け具合いがちょうどよくて、お腹には重く感じません

粒同士もぎゅっとくっつきやすい印象ですので、最初はメガトン級に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね! けれど、食べてみればスルスルといただけます。

(追記)舌先に感じる甘みうまみが濃い

最初は上に書いたように甘みも優しめだと感じていたのですが、しばらく食べ続けてみると、舌の先にお米が触れたときの甘みやうまみがとても濃いことに気付きました。

それでもさほど重くないことも直前に書いたとおりですけれど、驚いたので加筆しました。

「青天の霹靂」の品種系統

青天の霹靂・系統図
(c)著作権 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター イネ品種データベース検索システム
上記データベースより引用

簡単に「青天の霹靂」の品種系統を辿ってみると、「ひとめぼれ」が祖先に含まれているのですね。お米粒の立ち具合のよさはそこからも通じていそうです。

アミロース含有量は16%という研究結果もあり、低アミロース米と通常のうるち米の境目(17%程度が分かれ目のようです)に位置するお米といえるでしょうか。

食味的にも、もちもちしすぎているわけでもなく、塊になりやすいものの硬くなりやすいのでもなく、確かに数値通りと感じます。

炊き方・水加減による影響

白菜・本しめじ・長ネギ・ごぼう・油揚げのお味噌汁
本しめじのお味噌汁(参考)

もちろんお好み次第ですが、水加減はやや少な目がよいかと思います。

すでに書いたように、ぎゅっとお米同士でまとまる力が強い様子なので、多めの水分があるとさらに重量感を増してしまうと考えられるからです。

この場合、多少ふっくら感が抑えられてしまうかもしれませんが、個人的には重くなりすぎるよりよいかなと感じています。

炊飯器での長時間の保温は避けたい

管理人宅の炊飯器だけかもしれませんけど、炊きあがってからさほど時間をおいていないにも関わらず、お米同士がぎゅっとくっつく程度が増しました。

原因としては、お米の粒が大きく長いために表面から水分が失われやすく、隣のお米とくっついてしまいやすいのではないかと考えています。

……と思っていたのですが、下のような現象が観測できました。

(追記)多少は保温した方が美味しくなる?

後日、炊飯完了後1~2時間ほど保温してみました。

すると、驚くべきことに、炊き立てよりもお米粒のなめらかさが増したようです。

上にも書いたとおり、炊き立てはお米の水分量がまだ安定していないのか、ところどころでくっつきやすかったりしていたのですが、それがこなれたのかもしれません。

保温しておいた方が美味しくなる可能性があるお米は、これまで20種類以上レビューしてきて初めてですね!

浸水時間を確保して

水加減に関連して、炊飯前のお米の浸水時間について触れておきます。

やや少なめ(あるいは自分なりに「ピッタリ」ももちろんOK!)の分量のお水を使って炊き上げるのをおすすめしましたが、ぜひ浸水時間は確保してください。

たいていお米の袋の裏には「夏季30分、冬期1~2時間の浸水」などと記載されています。

お米粒の大きさの関係なのか、これよりももう少し長めの浸水時間でたっぷりとお水を吸わせると、ふっくらとしつつ重くない感じで仕上げられると思います。

「ふさこがね」とのブレンドをお試し

後日入手した千葉県産「ふさこがね」と1対1の割合でブレンドしていただいてみました。

もっちり感が比較的抑えられ、甘みもニュートラルになってふかふかと食べやすい食感になったように感じました。

銘柄米は味わいの特徴がしっかり立っているので、ブレンドもまた楽しみのひとつにできそうです。

皆さんの口コミや評判をチェック!

やはり炊きあげたときの輝きや、粒立ちのよさに触れている方が多いですね。

猫ちゃんも風味を感じ取ったのでしょうか(笑)

こんな方におすすめ

青森県産「青天の霹靂」は……

特大のご飯粒の美味しさでお口を満たしたい方向け

とにかくご飯粒の大きさが特徴の「青天の霹靂」は、まずは炊き立てをそのままで召し上がってみてください。

お米そのものを味わうという意味で、おにぎりなども最適だと思います。

また、その存在感を活かして丼ものやカレーもとても美味しくいただけるでしょう。

小松菜・玉ねぎ・しめじ・トマト・キムチのお味噌汁

もちろん、お味噌汁と一緒も美味しいですよ!

互いに味わいを高め合って、やっぱり日本に生まれてよかったと感じる瞬間です。ぜひ、お試しください。

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まとめ

ここまでお読みくださってありがとうございました!

同じお米でも、しばらく付き合ってみると味わいの変化や炊き方の工夫を楽しむことができるものですね。

これからもいろいろなお米をレビューしていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします

その他お米レビュー

当サイトではお米の銘柄をひとつひとつ実食してレビューしています。

分かりやすく、楽しく、美味しそうに(ただしできるだけ客観的にも)評価したいと思っておりますので、お時間のあるときにぜひ遊びにいらしてくださいね!

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ABOUT ME
おうじゃ
おうじゃ
三つ子の魂いつまでも

あなたがあなた自身であることを応援する、やさしく愛のある文章を目指しています。
現在の主なコンテンツは生活や音楽(特に村下孝蔵さん・シティポップ)。
さらに独自の視点からの「教育論」「福話術」分野を開拓中。

新潟県生まれ。
小学生時代のあだ名は「おうじゃ」。
潜在スキルは「ひょうきん」。

東京大学法学部卒🕊→→司法試験合格🍀→⇒家庭教師、お米賞味マイスター、歌詞解説・鑑賞家、福話術者🎈
詳細はプロフィールページにて。
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