岩手県産米【銀河のしずく】はまずい?特徴や評判を実食レビュー!(17)
ようこそいらっしゃいました
前回レビューした「とちぎの星」に引き続き、銘柄米実食レビューをお送りいたします。好みのお米探しにぜひ活用していただければと思います。
取り上げるお米は……
岩手県産「銀河のしずく」無洗米
です!
- はじめから「おにぎり🍙」のような味わい
- 「少なめ」のお水がちょうどよい(主観)
- 「給食を思い出したい」方にもぴったり
当記事の目次の内容ごとに簡単にまとめると、上のようになっております☆
どの銘柄米にもいえることですが、このお米についても「まずい」という口コミがみられるところです。
当サイト管理人が実際に食べて検証してみましたので、どうぞ参考になさってください。
気付けば20種類以上のお米を実食レビューしていました。
もしかして、ちょっとしたお米の味マイスターかも(そろそろ名乗らせていただこうかな☆)
\ 今回の銘柄はこちら /
味わいや風味、見た目の特徴や傾向
まずは味わいや見た目の評価からみていきましょう。
「銀河のしずく」という名称からして、管理人個人としてはさらりとした食感のお米をイメージしたのですよね。
炊きあがりのようす
炊飯前
炊飯する前の様子として、最近選んでいるお米たちと同じく、どことなく素朴な雰囲気が感じられます。
お米粒の色もさほど白さが際立つのでもなく、透き通り具合もほどほどですね。
炊飯後
ところが、実際に炊きあげてみるとなかなかに大きな変化がみられました。
お米の粒の大きさが目立って、つやもありふっくらした質感です。多少水っぽいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、水加減の問題とも思えます。
これくらいお米粒が水分をもって膨らんでいると、どっしりとした感じになりがちなのですけれど、意外にもしゃもじでかき混ぜるときの重さは感じません。
粘りがきちんとあって、しかし隣の粒とくっついてしまうわけでもない。粒がつぶれるのではないけれど、まとまりになりやすいテクスチャでした。
はじめからおにぎりの味わい
いただいてみて最初に感じたのは、
む! 最初から「おにぎり🍙」のような味がする。
というものでした。
お米粒の主張がありながら、ぷりぷりしすぎずにお口の中で歯や舌になじみます。噛みしめていくと、反発力のある弾力感というよりも、とろけるような味わいです。
香りはあまり強くなく、やはり見た目通り水分の質感が豊富です。甘みはほのかで、まろやかな感じ。
なんとなく懐かしいお米のように思いました。
「銀河のしずく」の品種系統
2006年に育成が開始され、2018年に種苗法登録がされたとても新しい品種です!
調べてみると「奥羽400号」は寒さや病気に強く、「北陸208号」はコシヒカリ並みの食味を持つとのことで、その掛け合わせで誕生したのが「銀河のしずく」というわけなのですね。
さらに系統を確認すると、そこまで広くは知られていない品種たちを祖先に持っています。
上では「ひとめぼれ」に近い食感とも書きましたが、同時に山形県の「雪若丸」(⇒レビュー記事へ)にもよく似た味わいを感じます。
この数代の間に同一の祖先は存在しないようですが、地域的な特質が表れているのでしょうか。
炊き方・水加減による影響
炊くときの水分量としては、まずはピッタリを試すとよいでしょう。
水分を吸って重めになりやすいお米だと思いますので、やや減らしてシャキッと仕上げるのを狙ってもよいかもしれません。
浸水時間を長くすれば、炊飯後にまろやかさがアップしてとろける食感になります。
表現が微妙ですが「ねちねち感」が増して食べ応えが出てきます。でも、ひどくお腹にたまるわけではないのは不思議です。
追記:おすすめ水加減は「少なめ」
後日実験してみたところ、少なめの水加減で炊きあげるとねちねち感が抑えられ、比較的軽い食感になりました。
管理人個人は最近軽めのご飯が好みなので、このお米が重すぎると感じる方には、お水を少なめにして炊いてみることをおすすめしたいです。
ランチジャーで保温する場合
お弁当などでランチジャーを持参する方も多いと思います。
今回の「銀河のしずく」は、ランチジャーやお弁当箱に入れた場合、その容器の形になるお米です(笑)
ぷりっと張りがあるというよりもねちっと濃厚なタイプなので、押し付けられたり時間が経ったりするとその形状に固まりやすいみたいです。
冷凍したご飯をレンジで温めた場合
多めにご飯を炊いて、小分けにして冷凍しておく技を管理人もよく使います。
今回のお米はレンジアップすると少々ぎゅっと締まることで、もっちりした感触が増してきますね。
電子レンジで表面から水分が飛びやすい分、とろける味わい傾向から弾力傾向へ変化するようです。
「青天の霹靂」との比較
さらに、以前レビューした青森県産「青天の霹靂」との比較もメモしておきます。
銀河のしずく | 青天の霹靂 | |
---|---|---|
見た目や味 | ふっくらまろやか | 粒感とやさしい甘み |
水加減など | 浸水が長いととろけやすい | 長く浸すことでふっくら化 |
おすすめの方 | お米を主役に据えたい方 | 特大のご飯粒でお口を満たしたい方 |
ある意味で、青森(「青天の霹靂」)と山形(「雪若丸」)の中間に位置するともいえる岩手県(「銀河のしずく」)は、その土地柄を本品種によく表していると思います。
青天の霹靂ほどにガツンとこないけれども、雪若丸のように白さやなめらかさに突出してもいなくて、その間でバランスをとったお米ですね。
これら三品種はいずれも粒が大きめで満足感の高い品種ですので、ご興味を持たれた方はぜひ試してみてくださいね。
こんな方におすすめ
かつて給食で食べたお米を味わいたい方
総じて本品種は素朴さと味わいのまろやかさが目立っていて、もちろん地域によって違うことは承知しているのですが、管理人は昔食べていた給食のご飯を思い出しました。
お家で炊くように炊き立てほやほやのご飯ではないし、ぷりっぷりでもつやつやでもないけれども、水分の感じがあってややモチっとしてまとまりがある。
いかにもほっぺたに一粒くっつきそうなあの感じです(笑)
この特徴から、冒頭で書いたようにおにぎりはベストでしょうし、カレーなど汁気のあるものもよく合うと思います。
ぜひ一度お試しくださいませ。
\ 今回取り上げた銘柄 /
まとめ
ここまでお読みくださってありがとうございました!
産地によって味わいが全然違いますし、土地が離れていても意外にも共通した特徴があったり、いろんなお米を食べてみるのはやめられません
さらに実食レビューをしてまいりますので、どうぞ当サイトをブックマークするなどしてチェックしてみてくださいね☆
その他お米レビュー
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分かりやすく、楽しく、美味しそうに(ただしできるだけ客観的にも)評価したいと思っておりますので、お時間のあるときにぜひ遊びにいらしてください!
\ きっと新しいお米に出会えるはず /