【本当に温まるの?】やさい屋さんの生姜黒蜜の特徴や「注意点」を体験レビュー
生姜を日常生活に取り入れたいと考えている方は多いでしょう。でも、毎日料理に使うのも限界があるし、生の生姜をそのまま頂くのも継続が難しいです。
管理人も長らくこのように思って生活をしてきて、いろいろな生姜関連の製品(パウダー、サプリメントなど)を利用しました。
今回、
やさい屋さんの生姜黒蜜
という商品を手に取ってみたところ、とても美味しくいただけるものだったので、この記事で皆様にシェアします。
わしも生姜のチカラには前から注目していたぞ。
管理人が実際に味わった感想や、商品の特徴などを体験談的にレビューしていきますね!
(1か月間継続してみての体感をこちらの記事⇒「やさい屋さんの生姜黒蜜」を1本飲み終えた効果・体感メモ|身体が少し温かい?でまとめています。)
- 味わいや風味、見た目について
- 商品特徴・メリット
- 利用上の注意点・デメリット
- こんな食べ方がおすすめ
特に、あまり口コミやインターネット上で検証されていない本商品の「生姜のはたらき」(結局、冷やすの?温めるの?)について、詳しくレビューしています。
味わいや風味、見た目について
まずは「やさい屋さんの生姜黒蜜」の味や見た目をレビューしていきます。
その前に、体験談として商品の到着時点からの記録を残しておきましょう。(興味のない方はスクロールしてくださいね)
パッケージ到着
「やさい屋さんの生姜黒蜜」はナチュレライフという通販サイトさんから購入したのですが、上のようなコンパクトな段ボールで到着しました。
(今回は土曜日に注文完了して、次の月曜日に発送のメールが届いていました。)
蓋を開けてみると、お店としておすすめしている一日の分量である10㏄計量用のスプーンと、その下にパンフレットや読み物が入っています。
その一段下をさらに開封すると、最後の写真のような商品本体が姿を現しました。
空きスペースの様子からして、一度に3本が入って配達されてくることもありそうですね。
とろりとしたテクスチャ
早速スプーンを使って味わってみました。
長細いボトルから垂らしてみると、みずみずしさがありつつ、想像以上にとろりとした質感です。ボトルの底に生姜の成分が沈殿しているのも見えました。
香りはそこまで強くありません。
色はほとんど真っ黒に近いこげ茶色でしょうか。
「黒蜜」という名前の通り、くずもちやきなこにかけて食べてみたい感じです。
黒蜜(黒糖)の風味が強い
いよいよスプーンから直接口へ運んでみます。
……! うむ、これは溶けた黒糖だな……、その後ちょっとピリッとくるか?
最初は黒糖の風味、つまり黒蜜の味がはっきりとしていて、甘みがたっぷりです。
それから後を追うように生姜のピリ辛さが感じられて、なんとなく元気になるような気もします。
とろみがまずまずありますので、一口で10㏄を飲み干すのは大変です。
そこで何口かに分けていただきましたが、二口目は生姜のピリ辛さがやや際立つでしょうか。
全部飲み終えた後も、しばらく口の中に温かさが残っている感触がしました。子どもさんには慣れるまで辛く感じるかもしれませんね。
総合的に、黒糖だけかじる場合よりも甘ったるさがなく、シャープにすっきりと美味しい黒蜜といえると思います。
おやつにもなりそうな味でした!(ただし、生姜は刺激が強いので食べ過ぎには注意してください。)
気分をスッキリさせたいときにも手軽にいただけるでしょう。
\ 黒糖と生姜のランデブー /
商品特徴・メリット
詳細は「やさい屋さんの生姜黒蜜」公式サイト(⇒売れてます!職人さんの手造りジンジャーシロップ)に譲りますが、例えば水を一滴も加えずに製造しているなど、多くのこだわりが感じられる商品です。
他にも、
- 生姜の皮まで丸ごと搾っていること
- 生姜も黒糖もすべて九州産であること
- 自然の原料以外は使っていないこと(完全無添加)
などの特徴があります。
当サイトでも後日改めてこの商品についてまとめてみようかと考えていますけれど、本当に食品だけでできた食品であり、安心して利用できると感じました。
体感した効果・メリット
実際、体感はどうなんだ? 何か変わったか?
あくまで個人的な感覚ですが、続けてみて感じた効果をお伝えしますね。
公式サイトには上のように生姜の作用を記載しています。(お薬ではないので、商品そのものの効果・効能という形ではっきりと示すことはできません。)
まだ一ヶ月も経過していないのですが、継続的に摂取してみていくつか体感できた効果があります。
- 夜お布団に入ったとき、これまでより身体が暖かい
- 日中、ちょっと活動的な気がする
- ご飯が美味しく食べられている
中心としては生姜の効能ということになると思うのですが、下の注意点の項目でより詳しく検討しています。
お布団でちょっと身体が暖かい
これまで管理人も夜お布団に入ると足先が冷たく感じていました。
でも、この生姜黒蜜を摂取し始めてから、お布団に入ってから身体が温まるのが早まった気がします。
あるいは温まるのが早まったというより、横になって布団を掛けた段階で、さほど冷たい感触がないのですよね。
今までと同じ布団の構成(掛け布団、敷布団、敷毛布)なのに体感が変化しているのは、やはり生姜黒蜜のおかげなのでしょうか。
プラセボ効果じゃないの? という感じもするのですけど、仮にプラセボ効果でも寝る前に足が冷たくないのはうれしいのです笑
足だけ温まらない不快感がなく、落ち着いて眠りに入れますね。
日中、ちょっと活動的
摂取し始めて数日たったころの昼間、自分が何だかちょっとだけアクティブになったような感触もありました。
「元気」が出やすくなったというのでしょうか、踏ん張りが利きやすいというのでしょうか、……前向きな気持ちになりやすいといってもよいかもしれません。
これこそプラセボ効果のようにも思えるのですけど、身体が全般的に元気になっている様子だともいえそうですし、なんとも難しいところです。
いずれにしても、元気なのはいいことだな!
食事が美味しい
さらに、生姜黒蜜の味わいにも引っ張られてなのかもしれませんが、食事が何だか美味しく感じられています。
たくさん食べるようになって太ってしまう~~~、というわけではなく、ただ普段のご飯が美味しく楽しいのです。
唐辛子やコショウなど、スパイスは食欲や味覚を高めるはたらきがありますし、これも副次的な効果の一つなのかなと思ったりもしています。
後述しますが、生姜黒蜜とはちみつ、ヨーグルト、シリアルやグラノーラ、黒ごまきなこを合わせたものがとても美味しくて、頻繁に食べています。
\ ご飯を美味しく食べて元気になる /
(1か月経過した段階での体感についてはこちらの記事で⇒再掲・「やさい屋さんの生姜黒蜜」を1本飲み終えた効果・体感メモ|身体が少し温かい?)
利用上の【注意点・デメリット】
当記事では、この項目に一定の力を注いでいます。
なぜなら、販売者であるナチュレライフさんはどうしても商品のデメリットに該当するような事柄は示しづらいものですし、商品紹介サイトにおいても口コミの良し悪しなどを取り上げて検討しているにとどまる場合が多いからです。
本項目で検討するのは「やさい屋さんの生姜黒蜜」に含まれる生姜の成分についてです。
ご存知の方も多いかと思いますが、生姜に含まれる成分について、以下の二つがよく話題になります。
ジンゲロール=末梢血管の拡張・熱の放散・深部体温の低下
ショウガオール=血液を循環させ、身体の芯から温める
これらの成分との関係で、本商品の特徴として示されている「身体を温める」・「めぐりをよくする」というはたらきがどちらの成分によるのかなど明確でない部分があるため、確認しようというのが本項目のメインの点なのです。
「生」を皮ごと搾っている
すでに商品特徴の項目で書いた通り、本商品は生の生姜を丸ごと使っていることを売りにしています。
ところで、生の生姜にはジンゲロールとショウガオールがおよそ98:2という割合で含まれています。(参考:日本調理科学会誌 Vol. 48,No. 6,398~404(2015)『ショウガ中の6-ジンゲロールの加熱調理による変化』19ページの「要約」)
また、100℃で60分間の加熱により、この割合が93:7(茹で)、92:8(蒸し)に変化したと上記研究では報告されています。
以上から、生の生姜をそのまま活用している本商品に含まれる生姜の2大成分は、ほとんどがジンゲロールの形を取っていることになります。
生の生姜は身体を冷やすって聞くこともあるが、そこのところはどうなんだ?
これを正確に理解するには、ジンゲロールとショウガオールのはたらきを改めて確認する必要がありました。(以下、少し細かいのでご注意ください。)
ジンゲロールの作用
インターネットやその他の情報を調査してみると、ジンゲロールには殺菌作用や免疫細胞の活性化、解熱、健胃などさまざまなはたらきがあるとされています。
とりわけ本項目で注目している「身体を温める」・「めぐりをよくする」という効果に関連しては、ジンゲロールの抹消血管拡張作用と血流促進作用がポイントです。
確かに生の生姜を食べると、ピリッとして身体がぽかぽかしてくる感覚があります。軽く汗ばむような感じもありますよね。
これは、ジンゲロールによって血管が拡張され、血の巡りがよくなることで、身体の中心部分の熱が全身(特に体表)へ行き渡るからなのです。
身体で何か熱を生み出して温かくなったというのではなく、元々内側に存在した熱が全身に回りやすくなるのでぽかぽかを感じるということですね。
例えば、お風呂に入ったときのイメージでしょう。
身体は温まりますが、何か運動をして熱を生み出したわけではないので放っておくと「湯冷め」してしまいます。
この部分を指して「生の生姜は身体を冷やすことがある」と言われているということが分かりました。
もう一度まとめれば、体内の熱を外へ送り出す形で作用するので、ジンゲロールは全体としての身体を冷やす(冷ます)方向のはたらきを持っているということです。
ショウガオールの作用
他方で、ショウガオールは身体の深部を温める、冷え性を改善するなどの効果があるとされています。
この言葉だけ拾えば、むしろ「やさい屋さんの生姜黒蜜」で示されている効果と密接な関係にある成分はショウガオールなのではないかとも思えますね。
ショウガオールは、胃腸の壁に直接刺激を与えるとともに、心臓から血液を押し出す量を増加させる強心作用によって身体の中心部での熱産生を促します。
ここがジンゲロールとの大きな違いで、いわば体内で運動を引き起こすことで熱を生み出し、それが全身に回ることで温まるというメカニズムなのですね。
運動した後、しばらく身体が温かいのと近いイメージでしょう。
このメカニズムがあるため、新たに体の内側で熱を生むショウガオールの方が温め効果が高い、と一般に言われているということが分かりました。
最初から身体の中にあった熱を表に出すだけではなく、深部で熱を生み出すので、総量として身体の熱が増えるわけですからね。
結局「やさい屋さんの生姜黒蜜」は冷やすの?温めるの?
改めて確認すると、生の生姜にはジンゲロールとショウガオールが98:2の割合で含まれており、「やさい屋さんの生姜黒蜜」は生の生姜を丸ごと利用しています。
したがって、この生姜黒蜜をいただくことで私たちが摂取できる成分は、大部分がジンゲロールだという結論になります。(他にも生姜の成分は存在しますが、ここではポイントとなる二種類を取り上げています。)
こう見てくると、身体の奥の熱を表に出すジンゲロールのはたらきで、冷ます効果の方が強いのではないかとも思えます。
血行促進・代謝改善のはたらきこそが効いている
しかし「身体を温める」ということとの関係において、ジンゲロールのはたらきで注目すべきは、熱を放散するという点よりもむしろ血行を促進するというところなのです。
なぜなら、血行を促進して身体の中のめぐりをよくすることによって、血液や栄養が身体の隅々まで行き渡り、細胞が活性化して代謝の改善にもつながり得るという作用こそがジンゲロールの効果の基盤にあると理解できるからです。
血のめぐりがよくなるので、まずは冷えた末端へ身体の中心の熱が回ってくるという順序なのですね。
ですので、ジンゲロールを摂取することによって、その瞬間には湯冷めのような結果になることもあり得ますが、総合的には身体の中のめぐりがよくなって、土台から活性化する方向へつながっているといえます。
また、加熱をおこなってショウガオールの割合を高めたとしても、すでに見たようにジンゲロールとの対比で93:7、92:8という程度までしか増加させることができません。
(200℃など高温で加熱を継続しても、成分が失われていくー参考:千葉県産業支援技術研究所研究報告No.16(2018)『千葉県内産在来種ショウガに含まれる機能性成分等の調査と加工品の開発』10ページ)
ショウガオールのはたらきの大きさから、この程度の割合でもジンゲロールの温め作用と同程度の効果が得られるともいわれています。
でも、ジンゲロールにも根本的なめぐらせ作用がある以上、どちらかをたくさん摂取しなければならないということにはなりません。
「やさい屋さんの生姜黒蜜」をとることで、血行促進の効果の強いジンゲロールを中心に摂取することになる。
これによって、長期的にみて身体全体の代謝アップなどが期待できるため、結果として「身体を温める」ことができる。
\ 身体を芯から温めてはつらつの毎日へ /
こんな食べ方がおすすめ
以下では、現在のところ、管理人が一番おすすめしたい食べ方をご紹介します!
他に利用している方々もいろんな食べ方を提案していますが、管理人もいくつか試したものをご披露しますね。
ヨーグルトにかけて
シロップ系で定番のヨーグルト添えですね。
(器が妙に雅なのはお許しください笑)
記事のはじめの方でそのままの味を「ピリリとしている」と表現しましたが、ヨーグルトにかけることで一気に辛みがマイルドになりました。
黒蜜の甘さもやわらかくなって、カラメルソースのような風味も感じてきます。
朝食でいただいてみて、シャキッと目が覚める感覚もありました。
シリアル(グラノーラ)+黒ごまきなこ+ヨーグルト添え
続いて、シリアル(グラノーラ)と黒ごまきなこもヨーグルトに投入して、生姜黒蜜をかけてみました。
家にあったはちみつも少し加えてみると……
これは大ヒットです!!
シリアルの食感ときなこの風味に、黒蜜の濃いめな甘さが効いたはちみつが絡んですばらしかったです。
何日か連続でいただいてしまいました。
10㏄をスプーンで見るとちょっと少ないかなと思ったのですけど、こうしてヨーグルトにかけてみると十分な分量で、最後まで黒蜜の味を感じることができます。
生姜と黒糖(黒蜜)についての体験談
いろいろな口コミ・評判がインターネット上で見られますが、管理人の知人で「生姜黒糖」を20年以上使い続けてきた方がおり、その方から体験談を聞くことができましたので、ここで簡単にシェアしますね。
調味料としての優秀さ
その方はお子さんの病気や体調の関係で、できるだけ無添加の食品を選択してきたという経緯があります。
生姜黒糖は調味料として使える範囲が広く、風味がよくてコクも出てとても美味しい。みりんの代わりにもなる。
おやつでも何でも手作りだったので、いろいろ大変だったが、味は落としたくなかったので生姜黒糖を利用していた。
管理人自身はそこまで食品に気を遣うべき病気などは抱えていないのですが、やはり注意しなければならない方にとっては素材も調味料も気になるところでしょう。
当記事でも触れていますが、黒糖(黒蜜)だけよりも生姜が加わることで味が引き締まって、しつこくなく美味しくなるのですよね。
効果や効能
同じ方に、生姜黒糖を継続して摂取して何か効果や効能などを感じているかどうかもお聞きしました。
しかし、かなりの長期間続けているもので、他の甘味料や食品などと対比したわけでもないから、さほどはっきりとは分からないというお話でした。
ただ、管理人は直接にその方を知っていますが、実に面白いくらい(物理的な意味でも)身軽でお元気です。
ごく簡単にですが、以上が体験談でした!
まとめ
ここまで、ナチュレライフさんの「やさい屋さんの生姜黒蜜」をレビューしてきました。
今回、この記事でジンゲロールとショウガオールのはたらき具合を検証してみて、「やさい屋さんの生姜黒蜜」が身体を冷やすものではないことが分かって管理人自身も安心しました。
ナチュレライフさん(正式な会社名は「株式会社グランデ」)は健康情報にとても力をいれている会社さんのようで、商品と一緒に読み物もたくさん届きます↓
もちろんパンフレットが多いですけど、ストレッチの情報も掲載されていたりして、いろいろな方面で頑張っていらっしゃるなあという印象です。
九州地方の会社であることも大事にしながら地元の皆さんと一緒に製品開発をしたり、スタッフさんが率先して冊子を作ったりという企業カラーをお持ちのようです。
関心のある方は、ぜひ一度公式サイトをチェックしてみてくださいね
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管理人が実際に「やさい屋さんの生姜黒蜜」を一ヶ月、二か月と継続してみての体感をまとめています☆
また、この商品を試すまで「生姜が胃に悪いのではないか」という疑問がありましたが、しばらく続けてみるとむしろ胃腸の調子が上がっているのを感じました↓